ＭＲファーマシストの加納です。

今日はマジメに（いつも真剣ですが・・）
薬局制度のことを書いてみたいと思います。

テーマは

『かかりつけ薬剤師』

2016年4月から
『かかりつけ薬剤師』制度がスタートしました。

制度上
かかりつけ薬剤師になるために
ハードルが設けられています。

• 薬剤師として、薬局での勤務経験が3年以上あること。
  かつ、ひとつの薬局に週32時間以上勤務していて、その薬局に半年以上在籍していること
• 認定薬剤師の資格を取得していること（更新が必要）
• 地域の医療イベントなどに参加していること

個人的には

オレ、ワタシは制度ができる前から
自分を信頼してくれる患者のかかりつけ薬剤師だぁぁ！！

と叫ぶ気持ちが大事だと思うんですが

残念ながら

調剤報酬を算定するためには
すべてに該当しとかなければいけません・・

だから
新人薬剤師はどう足掻いても

3年間は『かかりつけ薬剤師（制度上）』
にはなれないわけです。

これは

ＭＲから薬剤師へ転職してもそうなのです。
（ＭＲ経験って薬剤師になってもかなりのアドバンテージなんですけどね・・・）

3年ってどうなんでしょうか？

石の上にも3年　10000時間の法則

10000時間の法則をご存知でしょうか？

世間一般から

天才と称される人でも

その裏では時間をかけて一流の努力をしているということです。

確かに孫正義社長の本を見てても
若い頃に恐ろしい下積みをしてたりしますね。

野球のイチローもそうです。

1万時間の法則とは
何毎に置いてもプロレベルになるには
大体1万時間かかるというもので

1万時間を3年で割ると
一日約9時間という事になります。

通常業務に加え
薬剤師会の活動や学会の時間も加味すると
3年は妥当な時間なのでしょうか・・

かかりつけ薬剤師の業務に
3年が必要かどうかは議論が分かれるかもしれませんが

1万時間かけて業を積み重ねる意味として

一番大きいことは周りからの

信頼

が高まることかなと私は思っています。

長い人生、1人で生きるのであれば問題ないかもしれませんが
これからも多くの人々と出会っていきます。

そんな時に自分の経験や歴史を

相手に知ってもらうことになります。

いくら自信満々な人でも

昨日から薬剤師です！！
という人の話は信用しにくいでしょう。
（逆に怪しいですよね・・）

もちろんいくら年数を重ねても
質が伴わないと元も子もありませんが。

だから・・

これから

薬剤師の世界で勝負しよう！！

と思う人にとっては

時間（量）の問題が
かなり大きく絡んできます。

将来的に
ＭＲから薬剤師への転職を考えている方は

行動は早くしたほうが
将来の自分を助けることになるでしょう！！

ＭＲファーマシストからのアドバイスです♪
不安や悩みをお持ちの方は
いつでもご相談お待ちしています。