『MR経験者の薬剤師 vol.4』は、女性MRのありんこさん(ニックネーム)です
実務期間は約4年。主に京都府東山区中心に病院、開業医をエリアで担当。
循環器・糖尿病領域の病診連携の勉強会をサポートし、同効薬が多いこの領域で、Drとの信頼関係を構築されたようです
現在は子育てママ薬剤師として、家庭と仕事を両立しながら現実との悩みもかかえる ありんこさん です。
名前(未公表) ニックネーム
ありんこ 1979年10月11日生まれ
プロフィール
大阪薬科大学 卒
武田薬品工業(株) 入社
趣味
MRとしての所属機関・主な担当地域・施設
期間 2002年 4月 ~ 2006年 9月(4年弱)
担当地域 京都府東山区・下京区・南区
MR時代に思い出に残る実績や経験は??
担当していた東山区で病診連携と循環器・糖尿病び特化した勉強会を定期的に開催しDrとの関係を構築できたこと。
Point
生活習慣病領域では、各社、売上の中心の薬が多くあります。(激戦領域とも言えます)
その中でもDrと信頼関係を構築して活躍されていたことはすばらしいですね!!
MR時代にお世話になったDrはいますか??
はい、います。
薬局につとめてからも、お薬の相談をいただくことがありました。ありがたいことです。
薬剤師への転職を決めたきっかけについて教えてください
MRをやめ、次の職業を考えていたとき、友人の紹介で現在勤めている会社の社長と出会いました。
社長はMR出身だったので話が合い、私のMRでの経験を評価いただき、ちょうど新しく開店する薬局へとお誘い下さいました。
未経験ではありましたが、やりがいがあると感じ薬剤師として薬局に勤務することを決意しました。
重要
MRならではのエピソードかと思います。
MR経験のある社長であれば、MR時代の実績を高く評価してくれるでしょう。それが待遇面でも有利に働くはずです。
新店舗を未経験の薬剤師にお願いするのは不安も多いですが、MR経験の能力を評価した結果だと思われます。
MRでの経験が薬剤師として活かされたことについて教えてください
「お薬のことをわかりやすく相手に伝える」という点では同じですので、服薬指導時のことばを工夫するという点では活かされていると思います。
また整形外科の門前薬局に勤務しており、販売経験のあるビスホスホ系薬剤の服薬コンプライアンス向上には役立てていると思います。
Point
自社品の販売経験は、服薬指導に直接役に立ちます。
薬の専門家として丁寧な説明が患者さんとの信頼関係に繋がります。
転職後、薬剤師になり苦労したことがあれば教えてください
一番苦労したことは、知識の幅がせまく、患者様やDrからの急な質問にうまく対応できずに苦労しました
薬剤師としての現在の状況について教えてください
MRから転職し、大阪の中小薬局で働いています
薬剤師勤務歴8年になります。
入社してすぐに管理薬剤師として勤務(現在はパート勤務)
家庭と仕事の両立に苦労していること悩んでいることありますか?
5年前に結婚後、夜診が遅いので早く帰る日をつくってもらいました。
2年前に妊娠・出産時には産休育休をいただきました。1年前に復帰後、夕方には帰宅できています。
ただ子供が病気で急な休みの時に、薬剤師が少ない店舗に勤務しているので休みにくいです。
重要
子育てしながら働く薬剤師にとっては、急な子供の病気は一番気をつかうときだと思います。
どうしても多少は職場に迷惑がかかってしまうことですが、職場環境を整え、チームでカバーできる環境づくりが重要になってきます。そのような制度が整っている薬局は魅力的ですね。
【編集後記】
管理者からのよいしょ話
国内業績NO.1の企業で働いたMRさんです。
非常に多くの自社製品がある中で業務をこなすことによって薬剤師になったときでもその知識・経験は役に立っているようです。
私の知るありんこさんはおっとりタイプの方と思っているのですが、大手製薬会社でMRとして働き、今も管理薬剤師として子育てしながら働いている姿、実はキャリアウーマンな方だったようです!(^^)!
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