人生には様々なライフイベントがありますが
いったいどれだけの人が、自分の描いたライフプラン通りに人生を歩んでいるのでしょう。
このサイトをご覧の行動力のある皆さんは、きっと描いた絵を実現させるべく決断と行動を繰り返されていることと思います。
とは言っても、なかなか上手く事が運ばないのが人生でしょうか。
良くも悪くも、それが生きる醍醐味なのかもしれませんね。
まれに加納さんのような例外の方はいらっしゃいますが。。。
彼も見えないところで頑張っているのでしょう。(笑)
私事ではありますが、これまでの人生を振り返ってみると、短いながらも波瀾万丈な歩みの中で、まあよくここまで生き延びてきたなと思います。
前回までのコラムでMR時代について触れさせて頂きましたが
今回は生活環境変化による考え方の変化についてお伝えさせて頂きたいと思います。
今、皆さんは何のために仕事を頑張っていますか?
私は23歳で前職の会社に入社しました。独身時代のMR活動は、すべてが新鮮で刺激的な毎日。当時は接待も積極的に出来ましたので、通常の20代では経験出来ないことも多く体験できたのは今でもいい思い出です。
それと同時に辛いこともたくさんありましたが。。。
当時のライバルは同期であり、目標は同じ職場の優秀な先輩MRで、寝る間を惜しんで、仕事と遊びにお金と時間を費やしてた気がします。守るものは何もありませんでしたので。
規制改革や時代の流れもあり、そんな生活もそう長くは続かず、ある程度落ち着いた28歳には結婚、29歳でマンション購入、30歳には初の全国転勤というライフイベントが発生。
流れとしては、MR職では一般的なような気がしますが
自分一人の人生から、様々なものを背負う人生に変わった時
(当時はそんな責任感の重みはそこまで自覚してませんでしたが)
まず最初の大きな分岐点でしょう。
自分の為・会社の為に楽しく忙しく仕事をエンドレスにこなしていた時代は終わり、守るべきものを守りながら、会社の期待に応える仕事をしなければなりません。
サラリーマンとして、あまりに普通過ぎる流れなのでご意見は様々あるかと思いますが、仕事とプライベートの両立はなかなか難しいと感じました。特に子供を授かってからは。
我が家では少し特殊な事情があったので、より家庭に時間を割かなければならず、正直自身の満足のいく営業活動が出来ていませんでした。会社の同僚には結構迷惑かけたと思ってます。それでも中堅社員に求められるMR職の多忙さは言うまでもないでしょう。
このまま続けられるものだろうか。。。
正直、結構悩みました。
幸い、当時の上司や同僚には理解を頂いていたので周りの協力を頂きながら業務はこなせていたと思います。本当に恵まれた環境であったことには今でも感謝してます。
また製薬会社に勤める事自体、社会的信用度は高く、待遇・保証が恵まれている環境ではあるので、家族にとってはいろんな意味で安泰だと思います。(いつまでもそんな状況は続くとは思えませんが)
仕事のやりがい・家庭の安泰か
家族との時間か
それともどちらも取るか。。。
贅沢な悩みではありますが、人それぞれの考え方なのでどこに重きを置くかは皆さん異なることと思います。
きっと優秀な人はどちらもバランスよく獲ることが出来ているのでしょうね。
正直言うと、私には両方は荷が重かったと思ってます。
きっと私にはその能力が足りなかったのでしょう・・・
どちらを選択するか、悩みに悩み、その両方を獲ることが出来る選択肢が私にはありました。
それが・・・
MRファーマシストになることでした。
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