新年度スタート! ぜひマネーについても勉強しましょう
今回はガラリと趣向を変えて、いきましょう♪
新春企画!
新入学・新社会人におススメの初心者マネー本紹介!
♪ドンドンパフパフ♪
私がファイナンシャルリテラシーの
パラダイムシフト(考え方の転換)となった、
2名の方の著書を取り上げます。
それぞれ、
初心者向けのとても分かりやすいマネー本を出版しています。
と、ちょっとここでストップ!
よく、本のレビューなどで、
「期待して読んでみたら、
知っていることばかりで全然役に立たなかった」
というコメントがあります。
が、上級者向けならまだしも、
初心者向けに書かれている本で、
こういう感想はナンセンスです。
これらの初心者向けマネー本は、
「今までマネーのことや経済のことなんて、
なーんも考えることもなく、知ることすらせず、
のほほ~ん♪と人生を過ごしてきた」
若者に向けて書かれているからです。
ちょっとファイナンシャル分野をかじったことのある人や、
普段から日経新聞を読んでいる人、
チャートを毎日チェックしている人、
お得なクレジットカードなどの情報はないかと、
毎回血眼になって(笑)ネット検索をしている人、
既に独自の方法で貯蓄に励んでいる人、
これから紹介する本を始め、
多くの初心者マネー本は、
こういう人のためのものではありませんので、
ご注意ください。
その①『20代の今、やっておくべきお金のこと』中村芳子
1冊目は、中村芳子さんの
『20代の今、やっておくべきお金のこと』
です。
中村さんのこの著書を、
私は2005年の9月に読みました。
「投資は、
①ネット証券で②インデックスファンドを③積立投資」
という、
今でこそ常識となった投資方法を提唱した
さきがけとなる人物の一人です。
日本で本格的に投資が紹介され始めたのが、
1996年の「金融ビックバン」以降で、
日本に初めて松井証券・マネックス証券などの
ネット証券が誕生したのが1999年です。
ネット証券どころか、
アマゾンや楽天などのネットショッピングも
それほど盛り上がりを見せてはおらず、
まだスマホもなかった2005年に、ですよ。
この著書が先ほどの
①②③をマネー初心者に提唱したというのは、
スゴイことでした。
その②『20代で知っておきたいお金のこと』岡村聡
2冊目は、岡村聡さんの
『20代で知っておきたいお金のこと』
です。
どちらも20代と冠していますが、
30代でも40代でも、初心者にとっては分かりやすい内容で、
まず初めに手に取って欲しい本です。
これ一冊を読むだけで、
ファイナンシャルリテラシーが
レベル1からレベル20!
(チャラチャラチャンチャンチャ~ン♪)
(ドラクエのレベルアップ音です)
くらいまで一気にアップし
中ボスくらいは簡単に倒せるくらいの
実力を持つことが出来る優れものです。
この本を読んでもらえれば、
「次回以降、
私がお話しすることは何一つないのではないか…」
という不安がふとよぎる(笑)くらいの内容です。
このコラムをきっかけにご一読してもらえたら、幸いです。
(なお、
インデックスファンド投資中級以降の教科書的書籍についても、
このコラムでいずれ取り上げられたら、と思います。)
中村さんは、
私にホーム・ファイナンスの世界とインデックスファンドの魅力を、
岡村さんは、
行動経済学と米国ETFの魅力を教わった、
私にとって師匠的存在です。
初心者向けの優れたマネー本は他にもたくさんありますが、
お二人に感謝の意を表して今回紹介しました。
「マネーのことなんて、考えたこともなかったし、
親から具体的にマネー教育も受けてこなかったなア。
でも、新入学・新社会人で心機一転、
マネーについて考えてみようか」
というフレッシュマンは、ぜひ手に取ってみて下さいね。
もしよかったら、
こっそり読んだ感想も教えてくださると、
なお嬉しいです。
次回は、初心者マネー本最新版の紹介です
ただ、この2冊の本は、比較的過去の出版物で、
最新の経済状況に即していない部分もあります。
(特に、中村芳子さんが提案する
「老後の備えは、40代になってから」論は、
年金制度の厳しい財政状況から、政府自らiDeCo(イデコ)を提供して、
40代よりもっと早く、若者からの
老後資産形成の運用を促しています。)
もちろん、2冊とも、
メインは普遍的なテーマですので、
この通り実践して全く構わないのですが、
中には
「最新の経済状況に即した初心者マネー本も知りたいな」
という方もいらっしゃるでしょう。
次回は、
そういった方におススメの本を紹介したいと思います。
お楽しみに!